淡波亮作(あわなみ・りょうさく)さんの新刊『フックフックのエビネルさんとトッカトッカのカニエスさん』(2015年12月4日発売)の概要とインタビューです。
―― ほんわかしたほんとうのお伽噺。
フックフックのエビネルさんとトッカトッカのカニエスさん
小さなお子様にも安心して読み聞かせできる、懐かしくて優しいお伽噺です。
――ものがたり――
フックフックの国に住むエビネルさんはやせっちょで、トッカトッカの国に住むカニエスさんは太っちょ。
エビネルさんは仕立て屋の見習いで、カニエスさんはきこりの見習い。ある日、エックエックの偉大な王様が、おふれを出しました。
《世界で一番勇気のある若者》を、美しいお姫様のむことして迎えるというのです。エビネルさんとカニエスさんはそれぞれ別の理由で、勇気を手に入れるための旅に出発したのでした。
淡波亮作さんインタビュー
―― まず簡単に自己紹介をお願いします
一人メディアミックスの淡波亮作(あわなみりょうさく)でございます。これまでに14冊の小説をセルフ出版。本作が15作目となります。
作品WEBサイトはこちら:http://awa.newday-newlife.com/
著者ブログはこちら:http://awa.newday-newlife.com/blog
(ブログでは、本作の続編が12月6日から連載開始されます)
代表作:『ケプラーズ5213』
人類は、とうとう母なる星地球を、生存に適さない環境へと追い込んでしまった。世界は処理しきれない放射能で溢れ、もはやこの先、生まれくる子孫のための生息環境を確保することは不可能となっていた。本作は、実在する地球型惑星ケプラー186fへの人類の壮大な移住計画とその結末を描いたSF長編小説です。
『孤独の王』
西暦千八百年代前半、何者かによって発掘された未知の古代文明があった。本書は、知られざる古代ティオル王国の千年に亙る盛衰を辿る実話仕立ての歴史書であり、冒険ファンタジー大長編悲劇です。
―― この作品を制作したきっかけを教えてください
ある朝目が覚めたとき、
《フックフックの、エビネルさん》という言葉が頭に浮かんでいた。
何だろうこれ? と思いながらも、既にその時、物語の、しかもこれまでに書いたことのないタイプのお伽噺の種になりそうな気がしていたのだ。そしてその言葉を布団の中でくり返すうち、《と》が浮かんだ。
「あ、対になる何かだ」
そのままファーストシーンを描写し、いつの間にか、お話がどんどん膨らんでいったのだ……。
―― この作品の制作にあたって影響を受けた作家や作品を教えてください
フィリップ・K・ディック『ニックとグリマング』
パトリック・ジュースキント『ゾマーさんのこと』
―― この作品のターゲットはどんな人ですか
若いお母さん、お父さん、その子供たち。
―― この作品の制作にはどれくらい時間がかかりましたか
約2ヶ月といったところでしょうか。8月の初めに書きはじめ、連載を開始したのが8月の後半。連載終了が10月の初めですから、そこで内容としては書き終わってました。発売と同時に続編の連載を開始したいばっかりに、ここまで伸びてしまいましたが。
―― 作品の宣伝はどのような手段を用いていますか
Twitterとブログがほとんどです。G+にもたまに投稿します。群雛に参加することも、自分にとっては大きな宣伝だと思っています。
―― 作品を制作する上で困っていることは何ですか
アイデアが生まれるスピードと、執筆するスピードのバランスが悪く、アイデアの鮮度が落ちてしまうこと、ですかねえ。かといって、専業作家になればいくらでも書ける、ということではないと思いますが……。
―― 注目している作家またはお気に入り作品を教えてください
広橋悠さん、山田佳江さん、ヤマダマコトさん、王木亡一朗さん、波野發作さん、くみた柑さん、藤崎ほつまさん、牛野小雪さん、澤俊之さん……挙げているとキリがないですね。インディーズ作家にはとても素晴らしい作品を書く方がたくさんいます!
―― 今後の活動予定や目標を教えてください
続編である『ルルルとリリリ』に全力投球しつつ、初の詩集を出版します。その後も出版ラッシュをしばらく続ける予定ですので、ご期待ください。
―― 最後に、読者へ向けて一言お願いします
無名作家のインタビューなんか読んでもらっちゃって、恐縮です。もし、興味を持ってくださったら、いろいろと無料本も出していますので、ぜひAmazonさんの著者ページや前述の作品ページにお越しくださいね!
※新刊の告知はこちらのページから随時受け付けています。
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