【新刊情報】淡波亮作さんの『猫になりたい』概要とインタビュー

新刊情報
淡波亮作『猫になりたい』

淡波亮作(あわなみ・りょうさく)さんの新刊『猫になりたい』(2015年12月16日発売)の概要とインタビューです。

―― そんな淡波の、緩くて激しい詩集です

猫になりたい

僕の16冊目の作品は、初めての詩集です。どうしても脳が働かなかったこの秋のこと、その分なのかどうなのか、リアルな心の化学反応がぷちぷちと起こっていました。それを逃すまい忘れるまいと書き留めてしまったのが、この作品集です。猫になりたいという気持ちは、猫を好きなひとなら誰でも一度は持ったことがあるかと思います。そんなあなたの心の隙間に《ぷるん》と忍び込む作品集になりました。

淡波亮作さんインタビュー

―― まず簡単に自己紹介をお願いします

淡波亮作(あわなみりょうさく)です。KDPを中心に小説を発表しています。最近はブログで童話の毎日連載を行なっています。

作品WEBサイトはこちら:http://awa.newday-newlife.com
著者ブログはこちら:http://awa.newday-newlife.com/blog

代表作:『ケプラーズ5213

人類は、とうとう母なる星地球を、生存に適さない環境へと追い込んでしまった。世界は処理しきれない放射能で溢れ、もはやこの先、生まれくる子孫のための生息環境を確保することは不可能となっていた。本作は、実在する地球型惑星ケプラー186fへの人類の壮大な移住計画とその結末を描いたSF長編小説です。

孤独の王

西暦千八百年代前半、何者かによって発掘された未知の古代文明があった。本書は、知られざる古代ティオル王国の千年に亙る盛衰を辿る実話仕立ての歴史書であり、冒険ファンタジー大長編悲劇です。

―― この作品を制作したきっかけを教えてください

十代のころからずっと歌を作ってきたので、実は詩作のキャリアが小説よりずっと長かったりします。この作品集に載せている多くの詩は、ブログに記事を書く時間が取れないときに捻り出したもの。僕の詩は脳ミソでなく心から染み出してくるものなので、体や頭が疲れ切っている時にこそ、生まれやすいのかもしれませんね。

―― この作品の制作にあたって影響を受けた作家や作品を教えてください

茨木のり子さん。

―― この作品のターゲットはどんな人ですか

疲れたひと。不満なひと。美しいものが好きなひと。世界をどうしよう、と、つい考えてしまうひと。猫になりたいひと。

―― この作品の制作にはどれくらい時間がかかりましたか

二十数年。ほとんどの詩は三週間くらいで書きました。でも中に、二十代の頃に書いたものが迷い込んでいるのです。

―― 作品の宣伝はどのような手段を用いていますか

Twitterとブログがほとんどです。G+にもたまに投稿します。群雛に参加することも、自分にとっては大きな宣伝だと思っています。

―― 作品を制作する上で困っていることは何ですか

Mac環境で簡単にエラーのないEPUBを作ることが難しいこと。誰か、EPUBに強いエディターを作りませんか? 絶対、シェア取れますよ!

―― 注目している作家またはお気に入り作品を教えてください

手塚治虫さんの『火の鳥』には、僕の創作の原点があるなあと、最近読み直してつくづく思い知りました。

―― 今後の活動予定や目標を教えてください

しばらく末尾が6の日に刊行ラッシュを続けるつもりです。次は、この夏の群雛に載せていただいた『光を纏う女』を中心に置いた短編集を出す予定です。来年は、書き下ろしの短編を2作続けて出すつもりですが、さて、予定に間に合いますやら――。

―― 最後に、読者へ向けて一言お願いします

いつもどうもありがとうございます。本作については無料キャンペーンなどの予定はありません。無料だから落としておく、という類いのものでもないかな、と思っているのと、僕の他の作品を知った上で「詩も読んでみたいな」という方に届いて欲しいという気持ちが大きいです。生の自分が滲み出してしまっているので、万人向けではないかな、とも。もし、この作品にも興味を持っていただけたらとても嬉しいのですが。

※新刊の告知はこちらのページから随時受け付けています。

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