我々は雛だ! デジタル化とネットワーク化により、誰もが「publisher」になれる時代。書き手と読み手は、既存の流通手段に頼らずとも、ダイレクトに繋がれる。自らの手で作品を世に送り出す「インディーズ作家」たちに送られた、力強いエールがここにある。雛たちよ、その翼を思う存分羽ばたかせよ!
群れなす雛たちへ送るエール
仲俣暁生『「群雛 (GunSu)」の創刊によせて』
鶴見俊輔が打ち出した「限界芸術」という概念の可能性が、いまあらためて試されている。宮沢賢治が感じたような、未来圏から吹く見えない風を感じとれ!
(初出:『月刊群雛』2014年02月号)
池田敬二『「月刊群雛」への応援歌』
芥川賞候補に五回選ばれるもすべて落選、自殺してしまった不遇の作家・佐藤泰志。もし彼がいま生きていたら。自分の足で立ち上がるためのツールやテクノロジーが整ってきた現在は、創作者にとって幸福な時代だ。
(初出:『月刊群雛』2014年08月号)
表紙イラスト:伊富魚(『月刊群雛』2014年10月号表紙イラスト担当)
≪ サンプル ≫
≪ 著者情報 ≫
仲俣暁生(なかまた・あきお)
NPO法人日本独立作家同盟理事。「マガジン航」編集発行人。早稲田大学政経学部卒。1984年に大学在学中から編集プロダクションでライター、編集者として仕事を始め、ITから文芸まで多くの雑誌で執筆と編集を手がける。著書『再起動せよと雑誌はいう』(京阪神エルマガジン社)、共編著『ブックビジネス2・0』(実業之日本社)、『編集進化論』(フィルムアート社)ほか。
◆マガジン航:https://magazine-k.jp/
池田敬二(いけだ・けいじ)
NPO法人日本独立作家同盟理事。東京都立大学人文学部卒(社会人類学専攻)。印刷会社入社後、出版印刷の営業、企画部門を歴任。2010年に設立された一般社団法人電子出版制作・流通協議会に出向。2016年1月「独立メディア塾」 第2回 優秀賞受賞(オープントーク部門)。
Twitter: https://twitter.com/spring41/
Facebook: https://www.facebook.com/keiji.ikeda
ブログ「ゲリラ闘争記」: http://www.cheikeda.com
≪ 感想 ≫
大学の恩師、渡邊欣雄先生から「群れなす雛たちに送るエール」の感想が届く。
文章表現媒体の革命が、池田くんたちによって、進行しているんだと思います。
なかなか電子媒体は理解できない。紙媒体に慣れすぎました。だからわたし自身の本が最近出せないという、いまの現状がある。
— 池田敬二 (@spring41) 2016年3月4日
大学時代の恩師 松園万亀雄先生(元 国立民族学博物館 館長)から「群れなす雛たちへ送るエール」(仲俣暁生・池田敬二 群雛文庫)の感想が届く。
「貴兄著作の文庫本、拝受。新しい出版を目指す情熱がひしひしと伝わってきます。著者2人とも、文章がしっかりしていて好感もてます。」
— 池田敬二 (@spring41) 2016年3月3日
≪ 書誌情報 ≫
書名:
群れなす雛たちへ送るエール
著者:
仲俣暁生
池田敬二
表紙イラスト:
伊富魚(いとう)
表紙デザイン:
0.9Gravitation
ジャンル:
エッセイ
小売希望価格:
オンデマンド印刷版 840円(税・送料別)
電子版 200円(税別)
体裁:
電子版 EPUB(リフロー形式)およびBCCKS独自形式
オンデマンド印刷版 文庫(W105×H148mm)/48ページ
発売日:
2016年2月15日
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